最近ネット上でよく目につくようになった海外FX業者「is6com」の評価記事を書いていきたいと思います。
ネット上[/ani]での評判は良いわけですが、海外FX業者の情報は報酬目当てのアフィリエイトサイトによって歪んでいるので、その評判はあてにならないことが多いです。
個人的は評価にはなりますが、私のis6comに対する評価は高いものではなく、オススメのできない海外FX業者になっています。
is6comを高く評価しているのはトレーダーではなく、アフィリエイターです
is6comは金融ライセンスを所持していない海外FX業者なので、入金リスクがものすごく高い業者になっています
今回の記事ではis6comの特徴や問題点についてトレーダーの視点から詳しく紹介・解説をしていきます。
is6com基本情報
is6com基本情報 | |
サイト | https://is6.com |
レバレッジ | 1000倍 |
取引プラットフォーム | MT4 |
自動売買 | 可能 |
日本語対応 | 完全日本語対応 |
入金方法 | 銀行送金 クレジットカード bitwallet |
出金方法 | 銀行送金 bitwallet |
ライセンス | なし |
オススメ度 | ★☆☆☆☆ |
is6comは2016年に設立された新興の海外FX業者で、本社はセーシェルに存在しています。
is6comは新興のFX業者なのですが、実際のところ、新興の海外FX業者は手を出すべきではありません。(運営歴の長さというのは業者の信頼性を評価する上で重要なポイントです)
さらに金融ライセンス不所持ということもあって、資金を入れるのは非常にリスクの高い業者になっています。
ネット上でis6comを調べると「ボーナスが多くて初心者にもオススメの海外FX業者」だとか「レバレッジが高くてゼロカットで借金の心配がない優良業者」とかの評価を見かけますが、これはプロのトレーダーの評価ではなく、アフィリエイターが自己の利益を追求するための文句にすぎません
is6comの特徴
ここからはis6comの特徴を紹介していきます。特徴の項目ではあまり大きなデメリットについては取り上げません。大きなデメリットについては後述する「is6comの問題点」の項目で取り上げていきます。
特徴については下記のようなものがあります。まずは特徴を列挙してから、それぞれの特徴について詳しく解説をしてきます。
日本語に完全対応している海外FX業者
is6comは完全日本語対応の海外FX業者で、カスタマーサービスも日本語で受けることができます。というか、is6comの内部がほとんど日本人によって運営されていて、日本人ユーザーを顧客ターゲットとしたものになっています。
サイトの言語は日本語のほかに、英語、中国語、スペイン語に対応していますが、サイトurlの「https://is6.com」にアクセスすると、日本語サイトである「https://is6.com/ja」にリダイレクトされるようになっています。
このことからも、日本人向けの海外FX業者であるということがわかります。
海外FX業者という立ち位置ではあるものの、日本人が顧客の大半を占めているんだね
日本のFX業者は世界的に見てレバレッジが極端に低いので、日本の低いレバレッジに満足できないユーザーをターゲットにして営業する海外FXブローカーは多いよ
また、日本人顧客はギャンブル好きで比較的金融リテラシーが低めであることから、カモとして見られていることも有名な話だね
え…日本人ってカモ扱いされてるんですか…
僕は人じゃないから関係ないけど…
運営スタイルとしてはGEMFOREX(ゲムフォレックス)と非常に似たようなものになっています(金融ライセンス不所持というのも同じですね)
レバレッジは最大1000倍
is6comのレバレッジはドーンと最大1000倍になっています。海外FX業者は数百倍を超えるレバレッジを提供しているところが多いですが、is6comはその中でも高いレバレッジを提供しています。
1万円の資金で1000万円分のポジションが取れるという感じだね
全力でポジションを取ると10pipsで資金が飛ぶよ
最大レバレッジが高いということは基本的には良いことです。過剰にレバレッジを効かせたトレードはハイリスクなものになりますが、資金に対してどれだけレバレッジを掛けたポジションを取るかは自身で選択できます。
ただし、過剰なレバレッジを提供しているFX業者は背後の約定形式が良いものではない可能性が高いです。そういった裏側もあるということも簡単にだけ知っておくと良いでしょう。
is6comではゼロカットを採用しているので、大きな値動きで口座残高がマイナスになったとしても借金にはなりません。レバレッジを過剰に掛けても借金を生むことは無いのは国内FX業者では得られない良いポイントであると言えます。
ボーナスキャンペーンが充実
is6comでは非常に手厚いボーナスキャンペーンを実施しています。このボーナス目当てでユーザーが集まっているという側面があります。
今までに開催されたボーナスの中で大きかったものは「初回入金ボーナス最大200%」や「口座開設ボーナスで残高10,000円」というようなものですね。
ボーナス自体は出金はできないものの、証拠金が増加するので実際の入金額に対して高いレバレッジを効かせることが可能になります。また、ボーナスを利用して得た利益はすべて出金可能になっています。
口座開設ボーナスは、口座に資金を入金しなくても身分証明書等で個人確認をするだけでもらえるものなので、1円も入金をすることなくリアルトレードができるという太っ腹なキャンペーンになっています。
is6comはこのようなボーナスで爆発的にユーザーを獲得しているね
is6comを推奨するアフィリエイトサイトでもボーナスの良さや評判を前面に出して口座開設を推奨しているよ
ボーナスに悪い面は無いからこれは単純に良いことだよね
入金ボーナス200%はすごすぎる!
いや、そうでもなくて、ボーナスには悪い側面もあるんだよ…
なぜ業者側が損をするようなボーナスをバンバン打てるのか、それは業者がそれ以上に顧客の損で儲かっているからなんだ
え、つまりボーナスを出しまくっているような業者は、顧客がメチャクチャに損をしてるってことなのか…
え…やばいじゃん…
うん…
DD(ディーリングデスク)方式を採用している
is6comは顧客の注文をそのままFX業者の背後にあるインターバンク市場に流さないで、is6com内のディーラーがポジション操作をして顧客同士の玉をぶつけたり、プールしてインターバンクに流したりという判断を行うDD(ディーリングデスク)方式を採用しています。
DD方式は顧客からの注文を自社で呑むことになるので、相場の変動によってはFX業者が損をすることもある方式です。その代わり、利益が出る時は大きいです。
DD方式に対するのがNDD(ノーディーリングデスク)方式で、こちらは顧客から受けた注文をそのままインターバンク市場に流す手数料ビジネスになっています。こちらはポジションを呑まないので大きな利益が出ない堅実なビジネスモデルになっています。
DD方式の問題点は顧客が利益を出すということは、業者側が損をするということで、顧客と業者に利益相反が生まれてしまうということです。
ボーナスの項目でも書きましたが、あれだけの大きなボーナスを出すためには、それ以上に顧客に損をさせないといけません
DD方式の発注スタイルによって、顧客と業者は敵対関係にあるということは頭に止めておくべきでしょう
過剰なボーナスの裏側ではこんな対立関係が生まれているんだね…
FXっておそろしいなぁ…
スプレッドは広め
is6comのスプレッドははっきりいて広いです。メジャー通貨ペアであるドル円でも1.6pips程度となっていて、数あるFX業者と比較してもスプレッドの面では大きく劣ります。
スプレッドが広い理由としては、スプレッドを広くしておかないと過剰なボーナスキャンペーンを提供しつつ業者が利益を出すことができないからです。
顧客の買いと売りをぶつけて解消するFX業者のポジション操作方法を「マリー」というのですが、同タイミングに発注された買いと売りを単純にそのままぶつけて解消することができればスプレッド×2の値幅の利益が値動きと関係なくFX業者の利益となります。
FX業者側の利益はスプレッドが広ければ広いほど大きなものになるので、スプレッドが大きく設定されているということですね。
スプレッドが広いとトレーダーは利益は出しにくくなります
is6comの広いスプレッドは、トレーダーにとっては逆風だということを理解しておきましょう
is6comの問題点
ここからはis6comの問題点について解説をしていきます。
is6comはいくつかの問題点を抱えた海外FX業者です。この問題点があることから、私はis6comに推奨できないFX業者という判定を下しています。
特徴の項目の時点で推奨できない感はビンビンに伝わってきてたけどね…
うん…(過剰なボーナスキャンペーン&日本語対応完璧&超ハイレバレッジとかどう見ても日本人初心者から巻き上げるための業者にしかみえないからね…)
金融ライセンスを一切所持していない
多くのFX業者がユーザーからの信頼性を得るために金融ライセンスを所持する努力をしているわけですが、is6comは金融ライセンスを一切所持していません。
金融ライセンスとは、発行する国ごとに要件が変わるものではありますが、その国が規定したある一定の条件をクリアしている金融業者に発行されるものです(要件は例えば資金の分別管理であったり、悪質なレート操作を行わない環境など)
金融ライセンスは厳しい国と緩い国で大きな差があるのですが、is6comは緩い国のライセンスすら所持していないというのが現状です。
ライセンスが無いということは、is6comが悪質な行為があったとしても何も咎めるものはなく、顧客に対して悪質な行為も可能で特に制限がされないというものです(金融ライセンスを所持した状態で違反をすると罰金が命じられます)
金融ライセンスが無いのであれば、例えば出金拒否や悪質なレート操作や約定改ざんも可能になります
無ライセンスの海外FX業者を推奨するサイトは、まともなトレーダーが運営しているものではなく、アフィリエイターが利益のために運営をしているものです
出金拒否…レート操作…約定改ざん…
怖いはなしだけど、そんなことを本当にしてくるのかなぁ
後述するけど、is6comは過去に出金拒否を行って炎上しているよ
無ライセンスのFX業者には大きなリスクがあるという例の1つだね
えぇ…過去に炎上したことがあるのに、海外FX業者アフィリエイターはis6comを推しつ続けているのか…
顧客の信頼を得るという観点から言えば、まともに運営する考えを持っているFX業者は必ずライセンスを取得しようとするはずです。
無ライセンスの状態を維持し続けているということは、そういった姿勢とは反対に位置するものであり、決して推奨されるべき業者ではないというのが私の見解です。
「オススメの業者だけど、リスクは高いからこまめに出金しましょう」というような紹介をしているサイトも多いけど、リスクが高い業者はそもそもオススメできるものではないし、前提が間違っているよ
アフィリエイト報酬が非常に高く設定されている
is6comはアフィリエイターによって推奨される記事が乱造されていて、検索エンジンで検索しても、バッシングをするような記事はなかなか見つかりません。
それはis6comのアフィリエイト報酬が非常に高く設定されていて、自己の利益を最優先に考えて運営されているサイトにおいては、悪く書くメリットがないからです。
アフィリエイターは自己のサイトのリンクから口座開設をされることで利益を得ることができるので、口座開設をしてもらえるようにis6comを褒める記事を書いているという感じですね。
is6comを批判する記事も存在するには存在しているのですが、批判しても利益が無いことから絶対的に批判記事の数が少なく、逆に推奨することにメリットがあるので推奨記事が圧倒的に多いです。絶対数の違いから、中立の立場で書かれた記事はほとんど浮上してきません。
海外FX業者のアフィリエイトは利益が非常に大きなものになるので、サイトの数も膨大なものになっているよ
検索してもらえばわかると思うけど、ほとんどのサイトにおいてis6comは推奨されているね
海外FX業者の情報はアフィリエイトによって大きく歪んだものになっているんだね
ももしげさんもいつか報酬に負けて歪んでしまうのかな…
も、もちろん高い報酬に負けないように頑張るよ…
良いものは良い、悪いものは悪いというのをハッキリと言うスタンスで、本当に良いものだけを推奨して、読者とwin-winの関係になれるようなスタイルで頑張っていきたいね
現在のネット上の海外FX業者の評価は大きく歪んだものになっています。複数サイトから情報を得ようにも、複数のサイトで推奨されているFX業者であっても良いものとは限りません。
ネット上の情報はあくまでも参考にする程度にとどめて、基本的な情報から本当に良いものなかどうかということは自身で判断をしていくようにしましょう。
出金拒否で炎上した過去あり
is6comは過去に出金拒否騒動で炎上をしたことがあります。↓の埋め込みツイートが炎上のトリガーとなり大きく評判を落としました。
【海外FX口座、is6出金拒否】
500,000円入金して771,000円勝ったので、残高が1,273,000円になり、出金しようとしたら、利益分は無効にされて出金拒否されました。
MT4にもログイン出来ず、泣き寝入り状態です。
拡散お願いします‼️#is6 #FX #出金拒否 pic.twitter.com/DjNI80uOLa— くぅ (@fxfx011) February 1, 2019
海外FX業者では顧客に難癖をつけて出金拒否を行うケースが稀にあるわけですが、金融ライセンス不所持のis6comに対してこの行為を制限するものはありません(拡散されて無事炎上はしたわけですが)
海外FX業者を使う上で出金拒否は最も注意すべきポイントであり、その発生を抑えるためにもライセンスをしっかりと所持した業者を利用するべきです。
海外FX業者ではこんなことがあるんだね…
せっかく利益を出しても出金できないとか、トレードの意味が全くないね…
業者の選定をしっかりと行わないと利益が引き出せないケースもあるという典型的なパターンだね
こういったことがあるからこそ、しっかりと情報を精査して業者選びをする必要があるんだ
今回は利益分の出金拒否ですが、もっとひどい場合には原資まで拘束されて引き出せなくというケースもあります。何度も書いていますが、顧客の信頼を得るという意識のない無ライセンス業者は利用しないようにしましょう。
怪しげな規約が存在する
is6comの取引規約には「10Lot以上取引する場合は事前連絡が必要」という記載があります。レバレッジ1000倍を許容しているis6comにとっては10Lotは残高が10万円あれば発注することが可能です。
規約を守らない場合には口座の凍結がありうるということになるのですが、この規約は穿った見方をすると利益を出したトレーダーの口座を凍結するための規約であるように感じます。
そもそもFXにおいて10Lotというのはメチャクチャに大きいポジションというわけではありません。これを制限する理由は、規約に引っ掛けて利益を没収するという意図があるのではという風に見られても仕方がないのではないかと感じてしまいます。
他社でこういった規約を示しているのはほとんどないよ
こういった観点からもこの規約には怪しさしか感じられないね
ももしげさんがまた業者のヤバい話をしてしまっている…
刺されないか不安だよ…
前出の出金拒否事案と合わせて考えても、is6comの規約には裏の意図があるように感じます。金融ライセンスも所持していないですし、まともなトレーダーであれば使用することは無い海外FX業者だと思います。
ストップ狩りを思わせるレートが配信された経歴あり
それほど頻繁には観測されているものではないようですが、is6comではストップ狩りを思わせるようなレートが観測された過去があります。
そう言えば、少し話題に上がってたけど、結局コレ何が原因だったんだろう…
2019/5/2 豪ドル/円(is6)
23:59 78.118(終値)
00:00~00:01 レート無し
00:02 79.649(始値)
ものの3分で1.5円近く往復系列会社だけこんなレートだったみたいで、XMや国内は無風…
怖すぎる… pic.twitter.com/nnuk84PJCx— MIYAVI@FX (@MIYAVIFX) May 18, 2019
頻繁にこのような異常レートが配信されるわけではないですが、少なくとも過去には数回こういった異常レートが配信されているようです。
このような値動きは顧客のポジションのロスカットを誘発させるので、DD業者であるis6comにとっては利益になります。金融ライセンスを所持しているのであれば、こういった異常レートの配信が制限されたりすることもあるのですが、is6comは金融ライセンスを所有していないので制限はありません。
こういった異常レートの配信は意図的なものなのか、システムのバグなのかはわかりませんが、少なくともユーザーにとって好ましいものではありません。
このような値動きが発生するようなFX業者で利益を得続けることは難しいです
本来であれば、利益が出るようなトレードが異常レートによって負けトレードになってしまうのは非常に厳しい環境といえますね
異常レート配信…怖いなぁ…
こういった業者には近づくべきではないんだね
総括
ここまで読んでもらえたのであれば、私がis6comをオススメしないという理由が分かってもらえたかと思います。確かに手厚いボーナスは魅力的に見えますが、ボーナス以外の部分はかなりイマイチな環境であると言えます。
ボーナスを出すために他の部分に大きなしわ寄せが生まれているのは、FX業者としては本末転倒だね
ボーナスが強力すぎるFX業者はどこかにそのしわ寄せが存在しているよ
is6comで言えば異常レートの配信であったり、広いスプレッドであったり、出金拒否であったりといろいろだね
アフィリエイトサイトの中にはこういった業者であっても、自己の利益のために情報を歪めて推奨しているものも多く存在しています(実際のところ、ほとんどの海外FX業者のアフィリエイトサイトはis6comを推奨しています)
このサイト「All of FX」では悪いものは悪いとしっかりと評価しています。この記事において何か質問やコメントあればご気軽にどうぞ。
また、記事の感想やSNSでの拡散などいただければサイト運営の励みにもなりますのでもしよければよろしくお願いします。
以上「is6comを本音で評価!評判のボーナスは諸刃の剣のオススメできない業者です」でした。
コメント